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ロータリーの歴史と未来
ジョン・ケニー次期RI会長は国際協議会で次のように述べた。
・1904年にロータリーは誕生した。
1913年ニューヨークのバッファローで開催されたロータリー大会でポール・ハリスが『良きロータリアンは昨日より今日、今日より明日の方が努力が求められる。皆さんはその明日のロータリアンでありリーダーである。』と述べた言葉の意味は大きい。
・105年前ロータリーは明確な理念に基づき創設された。
知性と道徳観念を備えた善良な人々の集団は、一人よりはるかに多く目標を達成すると考えて出発した。
ロータリーは観念的な組織でなく、誰に入会を認めるかを厳選する組織であり、そうあるべきである。ロータリアンは賢明な判断力と優れた技量を備え、誠実さを持って立派な行いをする気骨のある人間でなければならない。
・ロータリーはボランティア団体であり、会員はすべて指導的立場にある。
会員を説き伏せたり、要求すべきではない。
国際ロータリーの地区ガバナーなどシニアリーダーの役割は、統制することではなく、意欲を喚起し、リードすることである。
リーダーはロータリアンとロータリー・クラブに仕える人物、奉仕者である。
・すべてのロータリアンはボランティアであり、誰も命令することはできない。
リーダーの権限は、意欲をかき立て、導くリーダーの力と行動力の中だけにあり、高潔という資質によってのみ成功がある。
・ロータリーの未来は、ひとりひとりのロータリアンの「行動と決定」によって形づくられる。
言い換えれば『ロータリーの未来は、国際ロータリーの役員や事務局が決めるのではなく、ひとりひとりのロータリアンの手に握られている』のである。
・ロータリーは、クラブによって始まりクラブで終わる。
クラブは協力し合う場所であり、どこでどのように奉仕するかを決定する『自治権』を維持しなくてはならない。
・ロータリアンは、高潔であることの価値を高らかに宣言し、それに忠実に生きなければならない。
21世紀のロータリーは、中核となる価値観である「奉仕」「親睦」「多様性」「高潔さ」「リーダーシップ」の強化を長期計画として推進する。
2009~2010年度 RI 第2530地区目標
ロータリーと地区の歴史、を振り返り軌跡を確認しつつ奉仕の第二世紀を歩む。
現代日本の社会、福島の地域に密着し足元を固めバランスあるロータリー奉仕活動を進める。
『 脚下照顧 』 『 積徳累善 』
西洋の思想・哲学で体系づけられたロータリーの理念には、多くの人類に理解される共通の思想がふくまれ東洋の思想、人間観、価値観と相通ずる部分が数多い。
それゆえにロータリー組織は洋の東西で発展を遂げてきた。
人間生活の体験から生まれた考えを体系化した東洋の言葉に『遙か遠くの大きな目標を論じ駆けだす前に足元を確認しよう』『毎日の生活の中で、誰が見ていなくてもお天道様に恥ずかしくない、自分のため同様に他人様のお役に立つよいことを続けよう』という意味の「脚下照顧」「積善累曇」がある。
個人として、団体として金銭物品の寄付を続けるだけでなく、『職業奉仕』をしっかり尊重しようと国際ロータリーは3年前から長期計画のなかに位置づけ、ジョン・ケニー会長も声を大にして強調した。
地域社会の現実を正確にとらえ、置かれた状況を分析しロータリーは何をなすべきか判断する。
先人の熱意、努力、業績、失敗を学び、ロータリーの目標に確かな歩みを続ける。
ロータリーの先輩の実績に敬意を払いつつ、時代にふさわしい改革、改善を進め確かな前進をしよう。
地域社会から品質性を評価される、ロータリーの意義ある四大奉仕を積み重ね、蓋いことを継続しよう。
経済不況社会の中のロータリー活動推進
ロータリー活動に支障となる世界同時不況、金融不安のなか、運営について工夫と見直しを重ね、簡素化と合理化が必要である。
地域者気の改善すべき課題の解決のために、ロータリーらしい奉仕が期待される。
地域社会のニーズを正確に掘り起こし、把握してロータリーらしい取組みをバランスよく推進することでクラブが理解され、会員増強の基盤が形成される。
世界社会奉仕(WCS)と社会奉仕(CS)のバランスの見直しを進め、クラブ内の親睦、金銭供与による海外への奉仕にとどまらず、ロータリーの理念に基づく地域社会奉仕、国際奉仕の推進を期待したい。
改革が進む国際ロータリーの現状を正確に捉え、伝統、慣例を尊重しつつ、改善、改革の推進をためらいなく進め、能率の高い運営を図る
国際ロータリーが進めている改革・改善の目標、内容について正確に理解を深め、内外に情報提供を積極的に進め、ロータリーの目的へ向かって前進する。
対応する地区、クラブの改革・改善を推進するため、学習、意見交換、討議に全員の参加を求める。
全員参加のために、あらゆる場面でワークショップ技法の採用を試みよう。
効率的なクラブ運営のため、事務局の見直し、例会の改善充実、IT化の推進などの課題に取り組む。
日本の社会、地域社会の現状に目をそらさず『分かちあい』『献金』『喜捨』『布施』の心を行動に移す。
バランスある奉仕活動資金確保にスマイルボックス(ニコニコボックス)活用を推進する。
正確な地区財務計画により継続して安定した地区の運営を図る。
| 年度 |
09-10 |
08-09 |
07-08 |
06-07 |
05-06 |
04-05 |
03-04 |
02-03 |
01-02 |
00-01 |
99-00 |
| 中澤 |
味戸 |
牧 |
寺島 |
紺野 |
山崎 |
土屋 |
阿久津 |
佐原 |
富永 |
作山 |
| 7月1日
会員数 |
2350予 |
2440 |
2550 |
2590 |
2610 |
2660 |
2680 |
2753 |
2895 |
2903 |
2970 |
| 財政規模 |
79 |
82 |
86 |
87 |
89 |
90 |
90 |
94 |
98 |
98 |
100 |
・地区予算の範囲内の活動推進を厳守する。
・国際ロータリーの人頭分担金は上昇しているが、2530地区の地区資産分担金は据え置かれている。
・10年前と比較して財政が約20%縮小したので、地区予算を縮小して対応を図る。
クラブが基本
クラブ奉仕の重視
・ロータリーはクラブに始まりクラブに終わる。例会の充実を図り、食費の工夫改善を試みる。
・愉快な『心情、意欲、行動』のあるホームクラブ育成、メーキャップ、他クラブ訪問の奨励。
・ロータリーを楽しみ、成長のための広場であるクラブづくりに奉仕する。
社会奉仕(CS)を時代に沿って展開
・変化が進み、新たな課題が生まれ大きくなっている地域の実情に日を向けよう。
クラブから地域社会へ一歩出よう。
人間生活に必要なコミュニティが揺らぎ、地域が疲弊しているとき、何をなすべきか。
人生経験ある、常識と博愛の心を備えた地域のロータリアンの存在は重要な資源。
・少子化の発展、女性の社会進出・経済活動の必要性による鍵っ子学童の急増。
小規模校増加、女性教員増加、児童の興味低下などの理由による学校中心のスポーツ活動減少。
阿武隈川の清流化への努力が成果を上げつつあるが、この数年猪苗代湖の汚濁が注目される。
・産科医不在で新生児救急が崩壊し、安心して出産できない社会が目前にある。
未成年の望まない妊娠・中絶と採感染症羅患率が全国五指に入る「いのち」の軽視がある。
助産師個体の「いのちと正しい知識、態度を育てる、学校への出前講座」支援
・不登校、ひきこもり、ぐ犯行動、など学校での問題行動が増加している。
喫煙、アルコール、大麻、覚醒剤などの広がりがあり、大学でさえ汚染されている。
高齢者医療と福祉の場、機会、担い手が消えていきつつある過疎地、都市周辺地がある。
・少子化社会でロータリーができることを探し、新世代とそれ以下の『こども』世代のためにロータリーの能力を発揮したい。
・ペットボトルキャップの回収を通して環境への取り組み、社会の意識高揚と行動かにロータリーの果たした意義は大きいが、現在の国際経済システムの大変動のため中国の資源吸収動向に依存しすぎたリサイクルシステムが破綻し、流通システムが停止寸前で保管場所確保が困難となり、政府によるリサイクルシステムの再構築指針の確立が待たれている状況である。当分の間、取組みを中断し、状況を確認して再開する方向である。
地球環境を守り人類の繁栄を(WCS)
・地球上の自然環境の変化に関する課題について、国の内外を問わず認識を深め、解決のための取り組み、住民自ら課題を見出し取り組めるよう教育の機会と場を増やす領域へのロータリーの奉仕を推進する。
・国境を越えて影響しあう状況の理解を深め、資源回収を通した低炭素社会の実現のサイクル推進と併せて、開発途上国と経済先進国の調和を目指す奉仕活動を進める。
・我が国を含めた各地の水資源の保護、確保の重要性を新世代とともに理解し、取組みを進める。
・これまでのWCS活動の成果を検証し、今後の奉仕活動に役立つケースを確認して広報する。
次世代にロータリーの志を伝え、広げよう
地域の担い手に、愛のまなざしと、励ましを
・104年間、人類の英知を集め寛容の精神を基に、政治・宗教・民族・言語などに距離を保ち相互理解、協力、奉仕、向上のために活動を進め、目的(綱領)の達成に取り組んできた世界最大の奉仕組織の素晴らしさ、実績、本当の価値を自信を持って地域社会の人々、とりわけ新世代に伝え、広げよう。
・ロータリーの理念、哲学、奉仕作業などを、新世代にどう伝えるかを今期会に考えよう。
・地域の若者を育てることで、地域社会が継続する。「芽むしり、子撃ち」の愚行をしない。
批判・非難することに止まらず積極的にかかわりを広げる、IAC、RAC、RYLAなどへの関心と支援を高めたい。
地 域 重 点 目 標
1.ロータリーを守り、広げ、育てよう。
・組織、集団の強化と防衛 会員数維持
・IAC、RACを含めた新クラブ結成
・推奨プログラム以外の中学生、高校生を対象の「新世代奉仕」の工夫年度前半に各クラブ純増1名の会員増強
2.楽しい例会 元気の出る例会 (CS クラブ奉仕)
・スピーチを義務としない地域のゲスト招待
品位ある元気とユーモアある例会で出席率向上
会員に他地区、タクラブのメーキャップ奨励
愉快なロータリーライフを
3.地域社会、他の国の地域社会への奉仕強化
・ロータリーの心を形にしよう
CS(社会奉仕)、WCS(世界社会奉仕)に取り組もう
4.職業奉仕こそロータリーの基盤
・職業奉仕の精神、理念について理解を深め、地域の先人による職業奉仕の実績を探り、活動を推進する
5.ロータリー財団への寄付目標 100ドル以上
・失われずに済む声明の中から自らの家族、郷土、民族、国家自立に目覚め立ちあがる日を信じよう
ポリオの撲滅へあと一歩の協力
慶事や目標達成時の記念献金による恒久基金を推進し、ポリオを地球上から追放する
6.米山記念奨学会へ寄付目標 15,000円以上
・海外で学ぶ日本人学生に寄せられる心と支援に思いを致し、日本人の「分かち合いの気持」「米百俵の心」「教育重要視」を留学生を通して各国に伝えよう
7.国際大会 カナダ モントリオール大会
・2530地区から50名の参加
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