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2026年RI会長

2026-27年度国際ロータリー会長

 

オラインカ・ハキーム・ババロラ

ナイジェリア・リバーズ州、トランス・アマディ・ロータリークラブ

 

 

 親愛なる友人・ロータリーファミリーのみなさま

 

 はじめに、私の家族を紹介させていただくことを大変光栄に思います。
妻のプレシーは、弁護士であり、素晴らしいロータリアンです。母、リアナットは、二年前の世界ポリオデーに108人の子どもたちに予防接種を行いました。娘のアミナットは、ローターアクトクラブで会長を経験し、もう一人の娘のアティヌケは、大学でローターアクトクラブに参加し、その後、ウィニペグでロータリーのメンバーになっています。息子のマリクは、ベニン大学で国際関係学を専攻しました。姉のガニヤットは、ローターアクトに参加し、現在はロータリアンで、パスト会長でもあります。義妹、グロリアは、食品化学・技術が専門で、教師をしております。ランディは、ブリンのパートナーですが、私たち家族の一員です。

 

 私の家族を、温かく迎えてくださっているロータリーのみなさまに感謝いたします。

 

 私の家族は、ロータリーの活動を支えてくれているだけではなく、私のロータリー人生そのものであります。妻のプレシーとの出会いは、ポートハーコートでのロータリーイベントでした。そのとき、私は友人に、彼女が運命の人だと、静かに語りました。それ以来、私の家族全員が、「奉仕」という一つの生き方を選んできました。

 

 ここで、私は、今も私たちとここにおられる親愛なる友人、故・ユン・サング氏(SangKooYun、尹相九、韓国・新漢陽ロータリークラブ、元RI会長エレクト)に敬意を表したいと思います。
 彼は、次のように語っておられました。
 「私は、自らを、一人の孤立したリーダーではなく、強く切れることのない鎖をつないでいる一つの鎖の輪であると考えています。」
 彼は、過去においても、現在も、世代を超え、より多く、より遠くまで、偉大な目標を持って、奉仕し続けるロータリーメンバーの鎖の一つであり続けています。

 

 サング氏も含め、私たちは、ロータリーによって、深く大きな影響を受け変化してきました。40年以上、ロータリークラブの一員として歩んできましたが、ロータリーが、私を変えた瞬間を今でも鮮明に覚えています。

 

 当時、若きローターアクターとして、地域の識字教育プロジェクトに取り組んでいました。その活動の中で、私は、一人の女性が一枚の紙に書かれた自分の名前を初めて読んだ瞬間に立ち会いました。

 

 その瞬間、私の人生は、その方向性を変えました。私は「単に機会に恵まれた若者」ではなく、「その機会を他者へ広げる責任を持つ人間」になったのです。

 

 すべてのロータリアンには、このような経験があるはずです。それは、友情と奉仕が、「活動」から「自らの生き方」になった瞬間です。私は、みなさまにロータリーが、自分をどのように変えたかについて、その経験、ストーリーをもっと語っていただきたいのです。なぜなら、そうすることによって、私たちは単なる奉仕団体ではなく、それ以上の存在であることを世界に示すことになるからです。ロータリーは、人の考え方や価値観、人生そのものを大きく変革するような経験をもたらします。

 

 その変革こそが、今年度のテーマである「持続可能なインパクトを生み出そう(Create Lasting Impact)」 という活動方針の核となります。

 

 ロータリーは、会員に様々な活動の機会を提供し、子どもたちが学校で教育を受ける機会を与えたり、子どもの健康を守る予防接種の支援をしたりしています。そして、それは確実に大きな成果となっています。しかし、持続可能な成果、効果、影響を生み出すために、より難しい質問がなされます。「次に何をするのか?」

 

 私たちは、友情を生涯の絆へと育みます。また、人間として、互いにより良い変革ができるよう助け合います。

 

 そして、「何をしたか」だけではなく、「何が変わったのか」「その変化や効果は、未来へ続くのか」を考えることこそが、「持続可能なインパクト」の本質となります。

 

 この考え方が、最も重要になるのが、「平和の構築」です。平和は偶然生まれるものではなく、意識的、戦略的に築き上げなければなりません。それは、私たちが活動する中での「副産物」として仮定されるのではなく、私たちの行動計画そのものに組み込まれなければならないのです。

 

 昨年、ロータリーは、コロンビアで「平和と繁栄への道(Pathways to Peace and Prosperity)」という大規模なプロジェクトを開始しました。これは、何十年にもわたる武力紛争、貧困、強制移住によって苦しい経験をしてきた地域で行われています。プログラムは、地域のリーダーへ紛争解決について学ぶ機会を提供し、経済的自立と平和構築のスキルを組み合わせています。そして、地域社会が、意見の対立から和解へと進む力を育んでいます。

 

 コロンビアのロータリアンのリーダーは、次のように語っています。
「尊厳と機会、そして信頼を土台に平和を築くことは、未来の世代へ成長し続ける変革の種をまくことです。」

 

 これこそが、私たちが目指す意図的・戦略的な平和構築の姿です。今年、私は、すべての活動にこの基準を求めます。一人ひとりが活動する際には、常に問いかけてください。「この活動は平和を生み出す土台となっているだろうか。」単に生活を向上させるだけでなく、持続可能な平和を可能にする信頼、理解、そして仕組みを構築しているかを問うてください。

 

 さらに、私たちには、責任を持って取り組むべき最も重要な約束があります。「ポリオ根絶」です。
アフガニスタンでは、医療従事者が、針を使わないジェット式注射器によって、以前は恐怖や不信感で接種を拒んでいた地域の家族の子どもたちへ、ワクチンを届けることができています。技術革新が、今まで手の届かなかったところへの支援を可能にしています。

 

 しかし、ここで休むことはできません。資金調達は、世界的に厳しい状況にあります。だからこそ、今こそ、ロータリーが、信念を貫かなければならないのです。

 

 一人の子どもが守られるということは、世界中のすべての家族との約束を果たすことに、一歩近づくことになります。つまり、ポリオという病気を知る必要ないという未来への約束です。

 

 まもなく、私は、正式に国際ロータリー会長に就任いたします。しかし、それは、私一人で果たせる任務ではありません。妻のプレシーや家族の支え、そして、何よりも世界中のロータリアン一人ひとりの力があってこそ実現できるものです。私たちは、共に堅い絆で結ばれた切れることのない鎖です。その鎖を成長させるためには、新たな仲間という「新しい鎖の輪」をつなぎ続けていかなければなりません。

 

 私たちには、2030年までに、ロータリアン125万人、ローターアクター12万5千人という目標があります。新たな会員一人ひとりが、これからロータリー人生を歩み始める未来の仲間です。彼らは、すぐ近くにいます。そして、私たちがロータリーへ迎えるのを待っているのです。

 

 私は、みなさまに挑戦してほしいことがあります。クラブの過去5年から7年間を振り返り、会員増強と会員維持に、最も成果を上げた年度を見つけてください。そして、これまでの最高の成果を超えることに挑戦していただきたいのです。

 

 今年は、私たちが、鎖に次の鎖の輪をつなぐ番です。ロータリーによって自らを変革するときです。私たちが望む未来を築き、意図的・戦略的に平和構築を追求し、世界に、地域社会に、そして私たち自身に、「持続可能なインパクトを生み出してまいりましょう」。

 

 ありがとうございました。

 

翻訳
Angelina & Light Company
代表 鈴木美恵子
(福島グローバルロータリークラブ)

 

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詳細は、Rotary Internationalをご覧ください。

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